商品撮影 用語解説
コマーシャルフォトスタジオに於けるライティングアクセサリーについて
ハレギレ
フォトスタジオに於いて画像を作成する場合、様々な専門的な言葉を使い、スタッフ間でのより深いコミュニケーションを求めて、その作業内容の充実を計るのですが、その中のスタジオ用語の一つとして「ハレギレ」という用語があります。これは「ハレーションを切る」と言う略語のようで、一般には広義に使われていますが、その意味は「ハイテンションな言語発言によって、周囲の人たちの意見や感想などを寄せ付けない状態にすること」「特定の箇所からの強力な光によって周囲のものが見えなくなる現象」「画像内に於いて、非常に強力な光が当たった部分周辺が白くボヤける現象」などを指します。しかし、スタジオ内に於いてこの言葉が使われる場合、様々なワークフローに於ける光に関するトラブルが生じた際に使われたり、その一方でその現象を一種の表現に於ける効果として用いられる場合もあります。前述しましたように、映像で強い光の当たった部分の周りが白くぼやける現象や、撮影する際に極めて明るい光源が、レンズに向けて当てられている時に生じる光の像などは、その現象を逆手にとって画像の表現領域に於ける、テクニックとしてしばしば活用される重要な表現ファクターと言うことが出来るのです。これは、フォトスタジオに於けるコマーシャル写真の分野や、ポートレート撮影に於いても同様です。しかしトラブルとして処理される場合は、何らかの方法によってそれを回避しなければなりません。その方法には色々なものが挙げられるのですが、グレーや黒色の紙などで作る手製の道具、メーカーサイドから販売されている専用の器具を使ってその入射光を遮り、不都合の無いよう処理を行います。またコマーシャルフォトに於ける切抜き用写真撮影ではグレーや黒色のケント紙を使ってハレーションを取り除くと同時に、その紙自体を被写体に写しこませ、その写りこんだ部分をアイテムのエッジ表現としても使用し、それを称して「ハレギレ」と呼ぶこともあります。すこし話は逸れるのですが、被写体に光が当たった際にそれをコントロールする方法は上記しました「ハレギレ」のように、原始的なものが多く、今後こういった作業がデジタルを使った技術的な処理が代行していくと予想できます。ちなみに、スタジオビットワンでのコマーシャル写真分野に於ける商品写真撮影では、上記に述べたハレギレはあまり使うことは無くなり、コンピュータの処理(画像内の細部に亘る明暗のコントロール技術)によって行われることが多くなってきています。