商品撮影 用語解説
望遠レンズ
カメラに装着するレンズを大きく分けると「望遠」」「標準」「広角」系となり、それぞれレンズの入射光が撮像面に到達する距離の長さをもとに分類されます。この長さを50ミリとしてそれを標準系とすることによって、それよりも長いものを望遠系、短いものを広角系と呼んで35ミリフィルムを対象とするカメラの分野では区別されています。望遠系レンズは、フォトスタジオに於ける商品撮影等では、歪の無い正確な形状の表現に適しており、また遠くに有る小さな被写体を大きく取り込む特性があるため、野外撮影などで近づけない動物の写真を遠くから撮影する場合などに適しています。しかし、遠くにある被写体を近くに有るかのように画像を取り込む訳ですから、実際の距離関係が崩れるため、カメラを持つ体勢がよほど安定していないと少しの揺れやシャッターボタンを押す際のカメラに与える振動(手ブレと言う)に敏感に反応し画像に意図しないブレが起こったりするので、注意を要します。従って望遠系レンズを使用する際は三脚に固定してレリーズを使ったり、写真機に搭載されているセルフタイマー機能を使うなどして、手ブレを防止する必要があるでしょう。また近年ではシャッターを押す直前のブレに関する情報を計算して、手ブレを補正する機能レンズもメーカーサイドから販売(キャノン一眼レフレンズのイメージスタビライザー機能は当スタジオに於いても大変重宝して使っています。)されており、これを使うのも良いでしょう。尚、望遠系レンズを使用する際のブレに関する注意の目安は、焦点距離分の一(例えば三百ミリの焦点距離なら1/300秒)秒より長いシャッター速度となった場合と言われています。