商品撮影 用語解説
写真表現におけるテクニックに関する用語
ボケた味わいの撮影
商品撮影に於けるイメージ表現の一つにボケた味わいを使った方法があります。これはカメラに付いているレンズの絞りという機能を使って、ピントの合う範囲を調整し、ぼけた部分の味わいを如何に写真に盛り込むかを考慮した商品撮影方法です。ピントの合っていない部分の味わいと言うものは、写真を見る人の感性に委ねるもので、量的に良し悪しを決めるものでは無いと言えます。商品撮影スタジオにはあらゆるケースに対応できる様、様々な種類のレンズが設備されていますが、そのそれぞれに違った味わいのボケがあり、目的に即したレンズを選択しなければなりません。コマーシャルスタジオのカメラマンにまず求められるスキルは、多種多様なレンズの中から抱くイメージを正確に実現するために最もふさわしいものを選択できる能力と言えるでしょう。また、商品撮影に於ける作業全体が全てデジタル化されようとしている昨今、フィルムフォトワークの経験で得たレンズの認識を過信すると、収拾の付かない事態に陥りかねないことにもなるため、今後商品撮影をするにあたってレンズに対する知識を深める必要があるでしょう